そもそもの始まりは、2025年10月の香港展示会だった。
日本人バイヤーとして会場を回る中で、ひときわ目を引いたブースがあった。GREENISのチタンボトルだ。「Smart living, titanium-powered.」というメッセージを掲げ、洗練されたデザインのチタンボトルが並ぶその展示に、思わず足を止めた。
そこで出会ったのが、海外営業担当のMike、そしてCEOのBinだった。商品への熱量と日本市場への関心は本物で、展示会の会場でありながら話し込んでしまったことを覚えている。「ぜひ寧波に来てほしい」というBinの言葉が、その後の行動を後押しした。
展示会以降もメールでやり取りを重ね、そして2025年12月の年末、私は実際に中国・寧波へと飛んだ。

最初の歓迎は、一杯の麺から

成田空港を発ち、寧波へ降り立つと、空港にはMikeが迎えに来てくれていた。香港以来の再会だ。変わらず気さくな笑顔で、車に乗り込んだ瞬間からまた会話が弾んだ。
「まずは腹ごしらえを」と連れて行ってもらったのは、Mikeの出身地である蘭州の牛肉麺を出す店だった。出汁が効いたスープに、コシのある麺。シンプルながら滋味深い一杯で、旅の疲れが一気にほぐれていくような感覚だった。あまりの美味しさに、思わず声が出た。
食後はMikeが寧波の市街地を案内してくれた。歴史と現代が交差する街並みをともに歩きながら、仕事の話だけでなく、互いの文化や日常についても話が尽きなかった。

CEOの別荘で、白酒の洗礼
夜になると、Binと他のスタッフたちと合流し、向かったのはBinの別荘だった。(羨ましい限りだ、、、)香港での出会いから数ヶ月、こうして再会できたことに不思議な縁を感じた。
テーブルには料理が所狭しと並んでいた。中国料理の豪華さと温かさに圧倒される間もなく、目に飛び込んできたのが「白酒(バイジュウ)」だ。アルコール度数はおよそ50度。決してお酒が強いわけではないが、そんなことを言っている場合ではなかった。

中国の宴席では、乾杯を何度も重ねるのが当たり前の文化だ。その度にグラスを空けることが求められる。「干杯(カンペイ)!」の声とともに、グラスが次々と傾けられた。気づけば頭がじんわりとしてきたが、Binやスタッフたちの笑顔に引っ張られるようにして、なんとか乗り切った。

泥酔状態で運ばれた、高級茶の席
酔い覚ましにと向かったのは、BIn(CEO)の友人が経営する会社のオフィスだった。そこで振る舞われたのは、超高級な中国茶。丁寧に淹れていただいた一杯は、きっと素晴らしい風味だったはずだ。ただ正直に言うと、そのころにはすでに眠気が限界に達していた。



そんな私の様子を見かねたBinが、やさしく一言。「彼をホテルに送ってあげろ」。その言葉に甘え、Mikeに車で送ってもらい、なんとかホテルへと戻った。ベッドに倒れ込むと同時に、意識が途絶えた。
翌日はついに、GREENISの工場・オフィス見学だ。
追記:2026年4月11日からCAMPFIREにてプロジェクト実施中↓



